このような疑問に答えます。
SCOUT(スカウト)は、トランプの大富豪を進化させたボードゲームです。
SCOUT(スカウト)の特徴
ゲーム名 | SCOUT(スカウト) |
---|---|
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ難易度 | (2.5 / 5.0) |
対象年齢 | 9歳以上 |
プレイ時間 | 約20分 |
デザイナー | 梶野桂 |
価格 | 2,970 (税込) |
関連ページ | オインクゲームズ SCOUT |
基本ルールは大富豪に似ていますが、手札の順番を変えられないなどSCOUT(スカウト)独特なルールが超おもしろいです。
また、2022年にボードゲームで最も権威のある賞と言われる、ドイツ年間ゲーム大賞に入賞もしています。


そこでこの記事では、SCOUT(スカウト)のルールと正直レビューを書いていきます。

日本発の世界で愛されるボードゲーム!




SCOUT(スカウト)とは


SCOUT(スカウト)は、相手より強い組合せのカードを出して得点を競うボードゲームです。
大富豪のようなルールですが、SCOUT(スカウト)の特徴的なルールがこちら。
- カードに2種類の数字が描いてある
- 手札の順番を変えられない
- 相手の出したカードを手に入れる(スカウト)ことができる
基本的には、前のプレイヤーが出したカードより強いカードを出していきます。
ここでおもしろいのが手札の順番を変えてはいけないところ。連番や同数のカードは手札の並びのまま作る必要があります。


ただ、ほかのプレイヤーが出したカードをスカウトして手に入れることができます。
スカウトしたカードは、手札のどの位置に入れてもいいので強い役を作るなど、戦略性の高いボードゲームです。



スカウトをするか?カードを出すか?戦略性があって悩ましい!




SCOUT(スカウト)の内容物


SCOUT(スカウト)の内容物はこれ。
- カード×45枚
- スカウト&ショーチップ×5枚
- スタートプレイヤーマーカー×1枚
- 得点チップ×30枚
- スカウトチップ×23枚
カードは、上下に異なる数字が描かれています。
数字の下に描かれている小さな数字が、反対側の数字を示します。


また、SCOUT(スカウト)は2つのパッケージがあります。
基本的なルールは変わりませんが、得点チップがなかったり、内容物が少し違います。



どちらを選んでも問題なく遊べるので、好きなデザインでOK!




SCOUT(スカウト)の遊び方/ルール


SCOUT(スカウト)の基本的な遊び方/ルールがこちら。
- ゲームの準備
- アクションをする
- ショーをする(カードを出す)
- スカウトをする(カードを手に入れる)
- スカウト&ショー(ダブルアクション)
各プレイヤーアクションを繰り返していくだけです!
詳細をステップに分けて解説していきます。
ゲームの準備
スカウトチップをテーブル中央に置いて、各プレイヤーにスカウト&ショーチップを1枚ずつ配りましょう。
そしてカードを配ります。カードは遊ぶ人数によって変わるので注意が必要です。
3人で遊ぶ場合
「10」の描かれたカード9枚を抜きましょう。残ったカードを均等に各プレイヤーに配ります。


2人 or 4人で遊ぶ場合
「10/9」の描かれたカード9枚を抜きましょう。残ったカードを均等に各プレイヤーに配ります。


5人で遊ぶ場合
すべてのカードを使います。カードを均等に各プレイヤーに配ります。
得点チップは、端の方に置いておきます。


手札を確認する
配られたカードを見ます。
SCOUT(スカウト)で最も重要な、手札の扱いに注意点があります。
手札の順番を変えたり、上下の向きを変えるのはNG


ただし、ゲーム最初の手札を確認したタイミングのときだけは、手札すべてを上下逆にしてもOKです。
数枚のカードのみ逆にするのはNG。すべて逆にするか、しないかを選択する。
アクションをする
手番で行うことのできるアクションは以下の3つ。
- ショーをする(カードを出す)
- スカウトをする(カードを手に入れる)
- スカウト&ショー(ダブルアクション)
これらの1つのアクションを選んで行います。
①ショーをする(カードを出す)
ショーは、手札からカードを出すことです。
手札から、場に出ているカードより強い役のカードを出すことができます。
出すことのできるカード
場に出ているカードより大きな数字であれば、カード1枚でも出せます。
複数枚の場合、2枚以上の同数/連番(昇順・降順)であれば出すことができます。
例:カード1枚


例:同数


例:連番(昇順)


例:連番(降順)


カードの強さ
カードの強さは、以下の通り。
- 数字:小さい < 大きい
- 枚数:少ない < 多い
- 連番 < 同数
例:数字の比較


例:同じ枚数であれば数字を比較


例:カード枚数の比較


例:連番と同数の比較


場のカードを獲得する
カードを出すことができたら、もともと場に出ていたカードを獲得します。


獲得したカードは、手元に裏返して置いておきましょう。
このカードがゲーム終了時のポイントになります。





2枚のカードが場に出ていれば、2枚獲得できる!
②スカウトをする(カードを手に入れる)
スカウトとは、場に出ているカードを1枚手に入れることです。
手札に出すことができるカードがない場合や、スカウトによって手札が強くなる場合に行います。
スカウトをすると、場に出ているカードの両端どちらかを手に入れることができます。


手に入れたカードは、手札のどの位置/どの向きで入れてもOKです。


スカウトをされたプレイヤー(場に出ているカードを出したプレイヤー)は、スカウトをされる度にスカウトチップを1つ獲得できます。


スカウトチップは、ゲーム終了時のポイントになります。
スカウトによって枚数の減った場札(もしくは0枚)から、ゲームを続けていきます。
③スカウト&ショー(ダブルアクション)
スカウト&ショーは、スカウトとショーの両方を行うことができます。



ダブルアクションとも言います!
これは、1ラウンドに1回使うことができます。
使ったことが分かるように、スカウト&ショーチップを裏向きにしましょう。


1ラウンド終了(得点計算を行う)
ラウンドの終了条件は以下の2つ。
- 誰かの手札がすべてなくなった場合
- 出したカードに対して、他の全員がスカウトのみ行った場合
ラウンドが終了したら、得点計算に移ります。
終了した時点の、獲得カード/獲得スカウトチップは1つにつき+1点。
手札は1枚につき-1点となります。
ラウンド終了条件を満たしたプレイヤーは無失点となります。


上図の場合、このラウンドでは「+4点」となります。



得点チップを使って、何点取ったか覚えておこう!
ゲームの終了
プレイ人数分のラウンドを行い、合計得点が最も高い人の勝利となります。
同点の場合は、どちらも勝利となります。




実際にSCOUT(スカウト)を遊んでみたレビュー


実際にSCOUT(スカウト)を遊んでみて感じたレビューがこちら。
- 戦略性が超楽しい
- 大富豪好きには絶対ハマる
- カードを混ぜるのが大変
戦略性が超楽しい
「手札を減らすためにカードを出すのか?」「手札を強くするためにスカウトをするのか?」
毎ターン悩ましくて、超おもしろいです。



スカウトして強い役で一気に勝てると快感!
また、スカウト&ショーの使いどころを見極めるのも重要です。
「終盤の決めにかかるときに残しておくのか?」「使わず終わらないよう中盤で使うのか?」
タイミングによって勝敗に大きく関わってきます。



手軽なゲームだけど戦略性が超楽しい!
大富豪好きには絶対ハマる


大富豪を進化させたようなルールなので、大富豪好きは確実にハマります。
大富豪と大きく違うのは「スカウト」によって、手札を増やせるところ。
手札を調整しながら大富豪をすると思うと、楽しそうと思いませんか?



僕も大富豪好きだったこともあり、即効ハマりました!
カードを混ぜるのが大変
ラウンドごとにカードを混ぜる必要がありますが、意外と大変です。。
カードの上下の向きも重要なゲームなので、単純なシャッフルでは混ざりきりません。



我が家では床にカードを広げて、ぐちゃぐちゃにしています!


やはりカードを混ぜるときは、少し面倒と思うこともあります。




まとめ
SCOUT(スカウト)について紹介しました。特徴をまとめると以下の通り。
SCOUT(スカウト)の特徴
ゲーム名 | SCOUT(スカウト) |
---|---|
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ難易度 | (2.5 / 5.0) |
対象年齢 | 9歳以上 |
プレイ時間 | 約20分 |
デザイナー | 梶野桂 |
価格 | 2,970 (税込) |
関連ページ | オインクゲームズ SCOUT |
やはりボードゲームで最も権威のある賞と言われる、ドイツ年間ゲーム大賞に入賞しているだけあって間違いない楽しさです。
しっかりと考えながら遊ぶとよりおもしろいので、子供と遊ぶより、大人同士で真剣に遊ぶのがおすすめです!
大富豪好きなら確実に持っておいた方いいと思えるボードゲームなので、ぜひ遊んでみてください!



僕自身かなり好きなボードゲーム!



