「生産技術は負け組・底辺」とよく言われます。
ただし、負け組や底辺と言うほとんどの人が、生産技術未経験者です。
では、本当に生産技術は負け組・底辺なのでしょうか?
そこでこの記事では、実際に生大手工場の生産技術働く私が、リアルな実態を暴露します。
生産技術の実態を知り、転職や就職活動に繋げていこう!
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【前提】なぜ生産技術は負け組・底辺と言われるのか
生産技術は負け組・底辺と言われる理由は、技術職のなかで唯一、製造現場メインで働くためでしょう。
多くの人が技術職は涼しい部屋でPC作業をするイメージです。
また、生産技術は技術職のなかでも学歴の低い人が多いなど、思われがちです。
そのため、以下5つのマイナスイメージを持たれており、負け組・底辺と言われてしまいます。
ですが、これらのイメージは生産技術で働いていない人が思うことです。
実態とずれているところも多いため、生産技術で働く私がイメージとの差を正直に解説します。
実際に働く人の意見が1番!
負け組・底辺と言われるイメージ5つの実態を暴露
生産技術が負け組・底辺と思われてしまう5つのイメージと、実態を比較した表がこちら。
生産技術に持たれるイメージ | イメージとの差 | 生産技術の実態 |
---|---|---|
きつい・汚い・危険(3K) | 一部イメージ通り | 仕事はきついが、汚くなく、安全対策もしっかりされている |
人間関係が悪い | 会社による | 工場には多くの人が集まるが、基本許容範囲レベルの人間関係 |
誰にでもできる仕事 | イメージと異なる | 専門スキルの必要な責任の大きい仕事 |
出世しにくい | イメージと異なる | ライバルが少なく出世しやすい |
残業や休日出勤が多い | イメージ通り | 残業や休日出勤が多い |
イメージ通りもありますが、イメージと実態が異なるものも多いです。
それでは、リアルな実態の詳細をを暴露していきますね。
①きつい・汚い・危険(3K)のイメージ
工場勤務でよく言われる、3K(きつい・汚い・危険)のイメージ。
生産技術は工場で仕事を行うことも多いため、3Kのイメージから負け組・底辺と思われがちです。
ですが、実態は以下のとおり。
生産技術に持たれるイメージ | イメージとの差 | 生産技術の実態 |
---|---|---|
きつい | イメージ通り | 人手不足で残業も多い傾向 |
汚い | イメージと異なる | きれいな工場がほとんど |
危険 | イメージと異なる | 安全が最優先で対策されている |
生産技術の仕事はきついと感じる人も多いです。
特に以下の点はきついと感じます。
- 専門知識が必要で覚えることも膨大
- 納期に対するプレッシャーが大きい
- 残業や休日出勤が多い
生産技術は人手不足の工場も多いのできつくなりがち…。
生産技術の仕事はきついについての詳細について知りたい人は、以下の記事を参考にどうぞ。
ですが、「汚い・危険」については、イメージと異なります。
というのも、ほとんどの工場が安全最優先だから。
危険個所は対策されており、整理整頓もしっかりとされています。
工場は画像のようにきれいなところが多いです!
逆に汚く危険も多い工場であれば、労災も起きやすく労働環境も良くないため、働くのをやめておきましょう。
②工場勤務の人間関係が悪いイメージ
「工場の人間関係が悪い環境で働く必要があるから負け組・底辺」と思われがちです。
ですが、私の働く工場では人間関係が極端に悪いということはありません。
どこの職場でもある、人間関係と同じと考えてOKです。
工場の特性上、いろいろなタイプの人が集まりやすいのは事実です。
- たくさんの従業員数
- 採用の敷居も低く就職しやすい
- 大卒・大学院卒の高学歴の人もいる
部署によって、学歴・性格もさまざまな人がいます。
そのため、多少いざこざはありますが、許容範囲レベルといえるでしょう。
③誰にでもできる仕事のイメージ
「誰にでもできる仕事だから負け組・底辺」と思われがちです。
生産技術は高学歴の人は少なく、高卒や中途採用の人が多いため、このようなイメージを持たれるのでしょう。
ですが、誰にでもできる仕事ではありません。
- 専門的な知識・技術が必要
- コミュニケーション能力などのポータブルスキルも必要
- 製造現場においてとても重要な役割
覚えることも膨大ですし、責任も大きい仕事です。
未経験の人が生産技術に入った場合、「それなりに仕事ができる1年程度」「1人立ちに3年程度」かかります。
専門的で仕事の幅も広いです。
生産技術について詳しく知らない人が、勝手に誰にでもできるイメージを持っているのでしょう。
生産技術に必要な知識・スキルについて知りたい人は、以下の記事を参考にどうぞ。
④出世しにくいイメージ
「生産技術は出世しにくいから負け組・底辺」と思われがちです。
誰でもできる仕事や高卒も多く働いているイメージを持たれているため、出世できないと思われているのでしょう。
そのような人の多くは、高学歴の多く集まる開発・設計などが出世しやすいと思っています。
実際、生産技術は出世しやすいです。
- 高学歴の配属人数が少ない
- マネジメントスキルが身につく
- 現場目線での考え方もできる
このように、入社から出世を期待されている高学歴の人あまりいないため、ライバルが少ないです。
また、製造の現場について知ることができ、現場目線でものごとを考えられるのも出世を後押ししています。
現場に出ていない人には身につかないスキルや経験が得られるため、出世しやすいです。
生産技術が出世しやすい理由について、詳細を知りたい人はこちら。
⑤残業や休日出勤が多いイメージ
「生産技術は残業は休日出勤が多いから負け組・底辺」と思われがちです。
実際、残業や休日出勤は多いです。
- 突発の業務が発生し他業務がこなせない
- 生産影響の大きい設備トラブルがあると帰れない
- 設備の止まる休日にしかできない改善・点検がある
- 休日に大きな設備トラブルが発生すると呼び出しがある
このように、どうしても残業や休日出勤は多くなりがちです。
僕も残業60時間以上、呼び出し2回の月もありました…。
会社によって大きな差がある(残業0の会社もあり)ため、一概に負け組とは言えません。
負け組・底辺かどうかは、あなたの考え方次第。
なにが負け組で、なにが勝ち組なの?
基準はないから、あなたの考え方次第です!
人からは負け組と思われがちな生産技術ですが、負け組・底辺かどうかを決めるのはあなた自身です。
あなたが負け組と思っていなければ、負け組ではありません。勝ち組と思うなら、勝ち組です。
負け組・底辺と言われる理由を振り返って、あなたはどう感じる?
一般的に生産技術が負け組と言われる5つのイメージについて、実態を振り返ってみます。
生産技術に持たれるイメージ | イメージとの差 | 生産技術の実態 |
---|---|---|
きつい・汚い・危険(3K) | 一部イメージ通り | 仕事はきついが、汚くなく、安全対策もしっかりされている |
人間関係が悪い | 会社による | 工場には多くの人が集まるが、基本許容範囲レベルの人間関係 |
誰にでもできる仕事 | イメージと異なる | 専門スキルの必要な責任の大きい仕事 |
出世しにくい | イメージと異なる | ライバルが少なく出世しやすい |
残業や休日出勤が多い | イメージ通り | 残業や休日出勤が多い |
これらを考えたうえで、負け組と感じるのか、負け組とは感じないのか考えてみてください。
実際に生産技術として働いている人は、現時点で負け組と感じているのか考えてみましょう。
直感で負け組と感じているなら、生産技術として働くことに後悔していることになります。
負け組か勝ち組かは、生産技術の向き不向きが大きい
生産技術が負け組と感じる人のほとんどが、生産技術に向いていない人でしょう。
逆に勝ち組と感じる人は、向いている人が多いです。
向いていれば少し嫌なことがあっても、やりがいを持って働けます!
結局のところ、あなたが生産技術として働いてどう感じているかが重要です。
生産技術の向いている人・向いていない人について、以下の記事に書いています。
負け組と感じている人への解決方法
生産技術は負け組と感じる…。
解決方法はないの?
生産技術として働いている人で、負け組と感じている人への解決方法がこちら。
負け組と感じる要因は、生産技術が向いていないか、その会社で働いている時点で負け組かのどちらかです。
解決するには、自分から行動を起こすしかありません。
他部門への異動願いを出す
「生産技術に向いていないから、負け組・底辺と感じる」という人は、他部門への異動願いを出してみましょう。
従業員を意見を尊重してくれる会社であれば、動いてくれます。
まずは上司に相談してみましょう。
相談のタイミングがない人は、面談のときがオススメです。
ただし、勇気を出して相談したのに、受け入れてもらえないことも多いです。
- 上司が相談を聞いてくれない
- 相談しても否定的な意見しか言われない
- 異動を検討すると言われてから時間が経っても、連絡がこない
このような反応だったら、異動させてもらえなかったり、円満な異動ができず会社に居づらくなります。
そうなると、転職を検討してみるしかありません。
転職する
「異動もダメ。生産技術に向いていない。会社自体が最悪。」という人は、転職を検討してみましょう。
このまま働いていても、負け組・底辺から変わることはありません。
勇気を出して行動するしかないです!
幸運にも生産技術を経験する人は、市場価値が高く、需要も大きいため転職しやすいです。
行動さえ起こしてしまえば、転職はできます。
生産技術が転職しやすい理由についての詳細を、以下の記事に書いています。
転職の流れは5STEP
生産技術からの転職の流れは、5STEPです。
- STEP1:転職活動の準備
- STEP2:求人を探す
- STEP3:応募書類の作成・求人への応募
- STEP4:面接対策
- STEP5:内定・退職
なかでも、転職活動の準備と応募書類作成、面接対策は重要です。
時間をかけてしっかりと行うことで、転職の成功確率をグッと上げることができます。
転職の流れや成功のポイントについて詳細を知りたい人は、以下の記事を参考にどうぞ。
負け組・底辺と感じる人が転職を成功させる3つのコツ
生産技術からの転職を決断したら、転職に失敗しないための3つのコツを知っておきましょう。
- 転職先に求める条件をはっきりさせる
- 幅広い業種に目を向けてる
- 転職エージェントを利用する
転職先に求める条件をはっきりさせる
せっかく転職をしたのに、負け組・底辺と感じてしまっては意味がありません。
そうならないためにも、まずは転職先の条件をはっきり決めましょう。
負け組・底辺と感じた点を洗い出して、反対に勝ち組の条件を出していきましょう。
負け組と感じた部分 | 勝ち組の条件 |
残業が多すぎた | 残業の少ない仕事 |
通勤時間が長すぎた | 通勤距離が短い、在宅勤務の仕事 |
製造現場で汗をかいて働く仕事 | デスクワークがメインの仕事 |
転勤・出張が多すぎた | 転勤・出張の少ない仕事 |
このようにすることで、転職先に求める条件を明確にすることができます。
求める条件に優先順位をつけておくと、求人を探しやすくなります。
幅広い業種に目を向けてる
どうせ生産技術や中小企業にしか転職できないでしょ?
生産技術からの転職は、職種・業種・企業の大きさを決めつけずに求人を探しましょう。
というのも、生産技術を経験した人は、市場価値が高く需要も大きいためです。
参考に生産技術で身につけたスキルを活かせる仕事がこちら。
- 設備設計
- 設備開発
- 製造コンサルタント
- 大手企業の生産技術
工場で働くのが嫌な人は、汎用スキルを持つ生産技術経験者であれば、異業種への転職も可能です。
とにかく、自分で選択肢を狭めないことが大切!
転職エージェントをフル活用する
「転職=大変」と思っている人も多いでしょう。
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自力での転職活動と、転職エージェントを利用した転職活動の差をまとめるとこちら。
転職エージェントを利用 | 自力で転職活動 | |
求人数 | 非公開求人+公開求人 | 公開求人のみ |
求人の探し方 | 希望にマッチした求人をアドバイザーが探す | 自力で探す |
転職の自由度 | 急かされることがある | 自分のペースで進められる |
応募・面接 | 応募書類の添削・面接対策あり | 自分で対策 |
企業とのやり取り | スケジュール調整・交渉を代行 | 自力で行う |
企業情報 | 内情まで得られる | 自力で収集し、浅い部分しかわからない |
転職活動の不安 | 経験豊富なアドバイザーに相談できる | 不安の解消ができない |
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まとめ
一般的に生産技術が負け組・底辺と言われるイメージについて、リアルな実態をおさらいします。
生産技術に持たれるイメージ | イメージとの差 | 生産技術の実態 |
---|---|---|
きつい・汚い・危険(3K) | 一部イメージ通り | 仕事はきついが、汚くなく、安全対策もしっかりされている |
人間関係が悪い | 会社による | 工場には多くの人が集まるが、基本許容範囲レベルの人間関係 |
誰にでもできる仕事 | イメージと異なる | 専門スキルの必要な責任の大きい仕事 |
出世しにくい | イメージと異なる | ライバルが少なく出世しやすい |
残業や休日出勤が多い | イメージ通り | 残業や休日出勤が多い |
内容をまとめると以下のとおり。
- 一般的な生産技術に持たれるイメージは異なる点がある
- 人によって負け組にも勝ち組にも感じる
- 負け組と感じる人は生産技術に向いていない人が多い
負け組かどうかを決めるのは、あなた自身です。
もし負け組と感じながら働いているなら、自分から行動を起こすしか解決方法はありません。
この記事をきっかけに、1歩踏み出してもらえたら嬉しいです。
負け組と感じる仕事を続けるのはやめよう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
生産技術は負け組・底辺についてよくある質問
- 生産技術は本当に負け組・底辺なの?
-
生産技術は、5つのマイナスなイメージを持たれているため、負け組・底辺と言われることが多いです。
ですが、負け組かそうでないかを決めるのは自分自身ですので、「生産技術」=「負け組」と断定するのは間違いです。
- 現在働く生産技術を、負け組・底辺と感じている人の解決方法は?
-
生産技術を負け組・底辺と感じている人は、他部門へ異動願いを出すか、より環境の良い生産技術・異職種への転職をすることで、解決できます。
- 負け組の生産技術からオススメな転職先は?
-
今より労働環境の良い生産技術や、設備設計・開発、製造コンサルタントなどの異職種は、これまで培ってきたスキルを活かせるためオススメです。