スカル(SKULL)のルールと正直レビュー!【騙し合いの極意】

このような疑問に答えます。
スカル(SKULL)は、出ているディスクを読み合う「ブラフと心理戦」が楽しいボードゲームです。
スカル(SKULL)の特徴
ゲーム名 | スカル(SKULL) |
---|---|
プレイ人数 | 3~6人 |
プレイ難易度 | (2.5 / 5.0) |
対象年齢 | 10歳~ |
プレイ時間 | 約30分 |
デザイナー | エルヴェ・マルリー |
価格 | 3,080円(税込) |
関連ページ | ホビージャパン スカル |
自分はドクロを引かないように、相手にはドクロを引かせるように、騙し合いや心理戦が超楽しいゲーム!
2011年にフランスゲーム大賞を受賞している、世界で人気のおもしろさです。
そこでこの記事では、スカル(SKULL)のルールと正直レビューを書いていきます。



ブラフ系ボードゲームの傑作!




スカル(SKULL)とは


スカル(SKULL)は、自分はドクロを引かないように、相手にはドクロを引かせるように、ディスクを読み合う騙し合いや心理戦が楽しいボードゲームです。
使うのは、3枚の「花」と1枚の「ドクロ」ディスクだけ。
ルールはシンプルなのに、深い心理戦や、読み合い、ブラフが楽しめる、ブラフ系ボードゲームの傑作です!


ルールは、ディスクをさらに伏せるか、チャレンジするかを選びます。
チャレンジの場合、花のみをめくれる(ドクロをめくらない)と思う枚数を宣言します。最も多くの枚数宣言したプレイヤーはめくっていきます。



ドクロを引いてしまうとNG!
宣言枚数の花のみを引けると成功となり、2回成功したプレイヤーの勝利となります。
宣言タイミング、枚数、ディスクを出すときの雰囲気、ゲーム中の会話などから、ヒリヒリした心理戦を楽しめます。
スカルのゲーム中は何を言ってもOK!勝つために、真実や嘘を織り交ぜよう!


スカル(SKULL)の内容物


スカル(SKULL)の内容物はこれ。
- ディスク×各4枚(6種類)
- プレイヤーマット×6種類
- ラストチャンスディスク×1枚
ミステリアスでアート性の高いデザインがおもしろいです。



心理戦の始まるワクワク感があるデザイン!


旧版と2023年版の違い
今回紹介するスカルは2023年版の新版で、それ以前は旧版が発売されていました。
旧版との違いは、「デザイン」と「ラストチャンスディスク」です。
デザインは、ケースが紫からピンクに変更、プレイヤーマットの裏面に花のイラストが描かれるようになりました。


大きな違いが、「ラストチャンスディスク」のルールが追加されたこと。


詳細なルールは、後ほど紹介します。


スカル(SKULL)の遊び方/ルール


スカル(SKULL)の基本的な遊び方/ルールを紹介します。
自分の手番でできることは、以下の2つのどちらか。
これを繰り返していくだけ!
詳細をステップに分けて解説していきます。
ゲームの準備
まずはゲームの準備を行います。
各プレイヤーに、「プレイヤーマット」と「ディスク4枚」を配ります。


以下のように、並べましょう。





準備完了!
ディスク1枚を裏向きで置く
各プレイヤーは、ディスク1枚をマットに裏向きで置きます。
置くのは「花」でも「ドクロ」でもOKです。勝つための戦略を考えて置きましょう。


全員が1枚のディスクを置いたら、先手プレイヤーから手番のアクションを行います。



手番でのアクションは、2つのどちらか選んで行おう!
A:ディスクを置く
ディスクを追加で出す場合の説明です。
手札のディスクを1枚選んで、配置済みディスクの上に裏向きで重ねて置きます。


このとき、「花」と「ドクロ」どちらを置いてもOKです!



戦略でどちらを置くか決めよう!
B:チャレンジする
これ以上ディスクを追加で置けない場合や、置きたくない場合に、チャレンジを行います。
チャレンジは、「ドクロ」をめくることなく「花」を連続で表向きにできると思うディスク枚数を宣言します。
宣言できる枚数は、1枚~出ているディスクの合計枚数まで


相手が出しているディスクが「ドクロ」なのか「花」なのか、考えながら枚数を決める必要があります。
チャレンジを仕掛けたらプレイヤーは「勝負」or「パス」を選択
誰かがチャレンジを仕掛けて枚数を宣言した場合、それ以降のディスク追加はできず、手番が来たら「勝負」or「パス」を宣言する必要があります。
勝負する場合
「勝負」する場合、前のプレイヤーより大きい数字を宣言します。
以下のように、オレンジが「2枚!」と宣言したため、次の紫は勝負を選択し「4枚!」と宣言しています。


このとき宣言できる枚数は、前のプレイヤーより大きい数字~出ているディスクの合計枚数までです。
パスする場合
勝負をしたくない場合、「パス」を宣言することで「勝負」から降りることができます。
1人を除くすべてのプレイヤーがパスをするまで続けて、残ったプレイヤーが「チャレンジャー」となります。
以下の場合、赤が「5枚!」と宣言し、青/オレンジ/紫のプレイヤーは勝負から降りたため、赤がチャレンジャーに決定となります。


チャレンジの判定
チャレンジャーは、自分が宣言した枚数のディスクを、「ドクロ」を出さずにめくらなければいけません。
ディスクをめくる際のルールがこちら。
- ディスクは1枚ずつめくる
- 最初に自分のディスクをすべてめくる
- ほかのプレイヤーのディスクは一番上からめくる
チャレンジの最初は、自分が出しているディスクをすべてめくります。


このとき、自分のディスクからドクロが出てしまっても負けとなります。
自分のディスクをめくり終えたら、ほかのプレイヤーのディスクをめくります。
誰のディスクをめくってもOKです。めくる際は一番上のディスクから行いましょう。


1枚めくれたら、次はほかのプレイヤーからめくっても、同じプレイヤーからめくってもOKです。



とにかくドクロが出ないと思うものを選ぼう!
成功の場合
宣言した枚数「ドクロ」を出さずにめくれたら成功です!


成功したら自分のマットを裏返して「花の面」にしましょう。


花の面の状態で成功したら、完全勝利です。



計2回チャレンジ成功したら完全勝利!
失敗の場合
めくる途中で「ドクロ」を引くと失敗です。


チャレンジ失敗すると、手札のディスクを1枚失います。
チャレンジャーは自身のディスクをすべて回収して混ぜます。ドクロのディスクをめくられたプレイヤーが1枚選び、箱にしまいます。


チャレンジャー自身のドクロを引いた場合、自身で1枚ディスクを選んで裏向きのまま捨てます。
手札のディスクがすべてなくなると負けとなります。



チャレンジしすぎると手札がなくなるので注意!
次のラウンドを始める
成功か失敗が決まったら、場のディスクを回収して次のラウンドを始めましょう。
新しいラウンドの先手プレイヤーは、前のラウンドのチャレンジャーです。
チャレンジャーが脱落した場合、先手プレイヤーは脱落させた人になります。



ラウンドを繰り返して勝者を決めます!
2023年新版から登場!ラストチャンスディスクのルール
2023年新版から、ラストチャンスディスクが追加されました。
ラストチャンスディスクは裏も表もクローバーが描かれており、花のディスクと全員がわかります。


ラストチャンスディスクは、チャレンジに失敗して手札が1枚だけとなった時のみ手札に加えることができ、使うことができます。


使えるのは次のラウンドのみで、このラウンドでチャレンジを失敗すると、最後の手札1枚とともに失うこととなりゲームから脱落となります。



チャレンジしなかった場合、ラストチャンスディスクのみ戻しましょう!
ゲームの終了
ゲームの勝利条件は以下の2つ。
- 2回チャレンジに成功した場合
- 自分以外のプレイヤー全員が手札がなくなり脱落した場合
マットが「花の面」になっているプレイヤーがチャレンジに成功すると、ゲームに勝利します。





2回チャレンジに成功するとゲームの勝利となる!
また、チャレンジに失敗して手札がなくなると脱落となり、最後の1人に残れば勝利となります。


実際にスカル(SKULL)を遊んでみたレビュー


実際にスカル(SKULL)を遊んでみて感じたレビューがこちら。
- 4枚のディスクしか使わないので簡単
- ブラフと心理戦が超おもしろい
- 大人でガチ勝負も楽しい
4枚のディスクしか使わないので簡単


スカルは、基本各プレイヤーは4枚のディスクしか使いません。
しかも、手番では「ディスクを出す」か「チャレンジする」だけなので、基本ルールも簡単です。
すぐに遊ぶことができるので、ボードゲーム初心者にもおすすめのブラフ系ゲームです。



心理戦は少し難しいけど、ルール自体は超簡単!
ただ、小学校高学年くらいにならないと、ブラフや心理戦が難しそうな印象でした。
ある程度ブラフや心理戦が楽しめるような人であれば、万人受けするゲームです。
ブラフと心理戦が超おもしろい


スカルは、ブラフをうまく使ったり、熱い心理戦が超楽しいです。
ほんの一例ですが、以下のようなブラフをして楽しみます。
- チャレンジのときにわざと大きな数字を言う
- 自分で「ドクロ」を出しているのにチャレンジをする
- 「ドクロ」を出しているのに出してない感を装う
このようなブラフを掛け合ったり、場面や言動などから読み合う心理戦が超おもしろいです。
また、チャレンジした時のディスクをめくるドキドキ感、緊張感がたまりません。



たった4枚しか使わないのに、白熱した駆け引きが楽しめる!
大人でガチ勝負も楽しい


スカルは、ブラフや心理戦、読み合いが肝となるゲームなので、大人でガチ勝負をした時が一番面白いと感じます!
大人同士が一番熱い心理戦を繰り広げられますし、うまいブラフも打ち合えます。



人生経験豊富なほどスカルがうまい印象!
ディスクをめくるときのドキドキ感、緊張感が一層深まりますし、盛り上がりもすごいです。
なのにルールが簡単でサクッと楽しめるので、いろいろな場面で活躍しています!




まとめ
スカル(SKULL)について紹介しました。特徴をまとめると以下の通り。
スカル(SKULL)の特徴
ゲーム名 | スカル(SKULL) |
---|---|
プレイ人数 | 3~6人 |
プレイ難易度 | (2.5 / 5.0) |
対象年齢 | 10歳~ |
プレイ時間 | 約30分 |
デザイナー | エルヴェ・マルリー |
価格 | 3,080円(税込) |
関連ページ | ホビージャパン スカル |
スカルは、熱い心理戦やブラフを楽しむことができる、超おすすめボードゲームです!
しかも、基本使うのはたった4枚のディスクだけ。ルールも簡単なので、幅広い世代で楽しめます!
ブラフ系ボードゲームが初めての人にもおすすめですし、心理戦を楽しみたいという人にもおすすめです。
ぜひ遊んでみてください!



我が家でも大活躍のボードゲーム!

